「短編(？)」を含む小説

電池を拾った。 これは落し物と人違いから始まる、少女二人のドタバタ魔法少女（広義）アクションファンタジー。 その誕生のエピソード。

町はずれの廃墟になった洋館には恐ろしい老婆マチンバが棲みついているという噂があった。小学生の遥香はある目的のために洋館へと向かう。

律子がある朝目覚めると、窓にびっしりと手形がついていた。 とても小さい。子供の手形だ。 警察は当てにならないし、妙な現象が次々に起こる。 そして――

不幸な少女は檻の中から連れ出された。 彼女を待ち受けているのは幸福か、それとも……。

最後の決戦でパーティーの仲間を喪いながらも、五年ぶりに異世界から帰還したＳランク弓使いの鈴橋光佑は、冒険者高専への進学を蹴り、普通の高校生活を満喫していた。 そんなある日、かつ…

広い空を、飛行機が飛んでいる。 家でだらけている自分が嫌になって、僕は外に出る。 意味もなく訪れたお寺の墓地。 そこで、僕は女性に出会った。 幽霊を自称する、世界から浮いて…

小学生のあいだで大人気の携帯型ゲーム『アヴァターメイト』はお互いのキャラ同士を交尾させて子供をつくり、育てていくゲーム。最高ランクのレアなキャラを持っている晴斗は女子からモテモテ…

森に二人の悪い魔術師がいました。水妖の美人魔術師と魔獣の美貌の魔術師。左右の描写はありません（エブリスタにも投稿中）

日常あるいは非日常、垣間見えた怪異のようなものたちの残像を記録した掌編です。 100～400字程度。Twitterに掲載していたもの・短編の元になったものを収録しています。

友達とショッピング中の亜梨沙に声をかけてきた男。それは街でかわいい女の子に声をかけて連れ去ってしまうという都市伝説の怪人、スカウト魔だった。

「どもー。〈怪書の手〉の者ですー。」 　とある世界の人々が、さまざまな妖魔、怪異、幽霊と相対する話。 　彼らは何を書き綴るのか。 　こちらは異世界ファンタジー×オカルトホラ…

二〇ＸＸ年――、 吉原は独立国家のごとく台東区に鎮座し、異文化を呑み干し豊穣させる魔都と相成った。街行く人、臨む建物、経済、政治、司法……彼の地では外の常識が通用しない。通用しな…

「失踪児」の都市伝説を耳にした会社員の敦郎は小学生の頃に失踪した友人のことを思い出し、ある疑惑の真相を確かめるために故郷へ帰ることにする。

『終焉の結び目（ディマイズ・ノット）』 　それは一つの職業を指す言葉。 　生前で耳にする事はまず無いだろう。けれど、死者の世界クレードルでは最も知られている職業の一つ。 …

騎兵の仕事は戦場を愛馬と共に疾走しいち早く突破口を開いて後に続く歩兵部隊を導くことなのであって、この広すぎる国土を走り回ってバラバラになった歴史遺産の破片を探す事ではない、断じて…

十八歳で生死を選択できる法律がある近未来。主人公のセイは親友のシンが死を選ぶと告げられ動揺する。

金が無さ過ぎる主人公は、バイトの面接のために真夜中に写真を撮りに行くことにした。 写真機の隙間から見えるきれいな足に見惚れていると――。

ありえないものが映っている。そう言って、肝試しに行った友人から見せられた映像。どこにも不自然なところはないと思っていたが、生田に言われて気づいた。見知らぬ人が映り込んでいる。

「私、執事というのは、皆裏の顔があると思っているの」 ジョギングを終える。 シャワーを浴びる。朝食を食べる。 なんてことない毎日を執事と過ごす日々。 そんなある日のこと。 …

友人が遺した旧式の携帯電話のボイスメモから誰に聞かせるでもない「偽ラジオ」を見つけた「俺」の話。