「現代の怪談」を含む小説

過労で疲れ切ったサラリーマン・吉岡は、高野山の麓にある古びた宿坊「無量光院」に迷い込む。帳場の女は顔がなく、宿の主人・玄海は大正時代から時が止まったままの僧だった。夜ごと現れる無…

阿僧祇那由多は霊能力者である。そして同時に探偵でもある。謂わば『何でも屋』であり、日頃から様々な依頼を受けてはそれを解決する。全く以ってよくある話。不思議な事などなにもない。………

どこからか毎日送られてくる迷惑メール。 面倒くさいが必要メールが紛れていないかチェックを日課にしている。 ざっと眺める中で、一通だけ異質な文言が。 日常の中にすっと忍び込んで…

家を新築した友人の家に遊びに行ったら、とてもエコな冷房設備があったというお話です 二十年以上前にとある業界誌で800字短編の公募があり、そこへ応募して没になった作品の供養です 原…

「あなたは世界に選ばれました」 　 ある日、K国での発症を皮切りに。 　人類はゾンビ化を発症した。 　その日を境に、どんどんと減っていく人類。 　不気味なメイドが告げる「世…

夏の帰省先、静かな山村。 幼い頃に聞いた“近づいてはいけない家”の噂を思い出し、廃屋へと足を踏み入れる。 そこに残された母と娘の記録。 ふたりを襲った悲劇と、その“続きを求める声…

　今作も怪談を書いていこうと思います。世の中というのはなんとも奇妙な縁があるようです。 　怪談というのは尽きないもので、人が生きている限り生み出すようなものなのでしょうか。因果な…

祖母の実家の寺には「御神木」と呼ばれる巨大な楠があった。住職だった大叔父に頑なに守られ続けたその木が切り倒された時……

　書籍化のお死らせ　です。 　最後まで読んで頂けると嬉しいです。

霊を成仏させることを専門とする特殊能力者「供養人」の綾瀬真琴は、霊の「未練」を直接見る能力を持つ。しかしその代償として、供養のたびに自らの命が少しずつ削られていく。

『取材ノートは語らない』は、「本当にあった怖い話」という月刊雑誌の記者・佐倉麻衣が、様々な怪奇現象や恐怖体験を取材する中で、自らも恐怖の渦に巻き込まれていく連作短編小説です。 …

2022年9月15日夜、人気配信者の川村優太は、廃墟となった霞ノ杜結核療養所からのライブ配信中に突如として姿を消した。彼の最後の言葉は「助けて…」。遺されたのは血痕のついたヘッド…

『フォロワー数＝寿命』―深夜三時、あなたの投稿が伝説になる― SNSのフォロワー数と寿命が連動する恐怖を描いた新感覚サスペンスホラー。 23歳のOL・篠原美咲は、深夜特化型S…

【一言】学校で死体を探す話。 【百字】夜中の学校に忍び込んだ主人公たちの前に屋上から女生徒が降ってくる。錯乱した仲間が死体を埋めると言い出して――

23歳のOL・水野美咲は、人気SNSアプリ「ナイトウィスパー」で都市伝説を投稿するアカウントを運営していた。このアプリは深夜3時から4時の間だけ投稿できるという特殊な仕様で、若者…

NSマーケティング会社に勤める30代女性・小野寺真琴は、深夜に働くことが多い毎日を送っている。 ある日、23時ちょうどに「予約投稿」という謎のアプリから通知が届く。それは真琴が…

橙香の口から語られたのは、彼女が仕入れてきたというウワサ。怪談やウワサ話が大好きで、すぐに実行してみたくなる瑞葵はついついその話に耳を傾けてしまう。

幽霊、UFO、超能力。人知の及ばないMystical Mysterious（超常の謎）を求めて、オカルト情報誌『ミステカミステリ』の記者コンビは全国各地を飛び回る。 体育会系の後…

以前公開した小説、言雨の原文となります。 10,000文字以下にするために無理やり削った部分を修復してあります。 読みやすさを意識して何話かに分けてお送りします。

「顧客と接する部署には、もう少し見た目に気を使える人間を」 その一言で左遷された真奈は、深夜のドラッグストアで不思議な化粧品と出会う。 女神のような美しさ、プロレスラーの怪力、妖…