日米2500万ダウンロードを超えるニュースアプリ『スマートニュース』の公式連載小説を募集!!
919 作品
この度は「スマートニュース×カクヨム『連載小説コンテスト』」にご応募をいただき、誠にありがとうございました。
本コンテストは、スマートニュース上で公式連載する作品を求める賞であり、通勤・通学などの合間に読む「知識や情報をワクワク感と共に得られる物語」を募集する賞でもあります。さらに、当編集部初参加のコンテスト企画ということで、我々プライム書籍編集部が掲げる新ジャンル、「L-エンタメ小説(Lは“Learning”=学習をイメージした造語であり、知識や経験的な学びの要素をもったエンタテイメント小説作品)」と成り得るか否か……というポイントも重視し、皆様の応募をお待ちしておりました。
当初はどのような傾向の作品が寄せられるのか、大きな期待と不安が共存しておりましたが、蓋を開けてみればこちらの募集コンセプトにしっかりと沿った作品が想定以上に多く見受けられ、編集部も軽い驚きと大きな喜びと共に選考にあたりました。
様々な知的要素をエンタテインメント化する意欲作の中で高い評価を集めたのは、エンタテインメント小説の中の知的要素を「知る楽しさ」にまで還元している作品です。ただ知識・情報を羅列するだけではない作品、楽しい物語・キャラクターと相まって、「知ること」自体がエンタテインメント化されている作品を大賞として選出しました。また、「知」と「エンタテインメント」の融合を目指して描かれている作品を、優秀賞として選出いたしました。
今後も何かを知る楽しさと、物語のおもしろさを併せ持った「L-エンタメ小説」が増えていくことを懇願致します。受賞作のスマートニュースでの公式連載、並びに書籍化を今からお楽しみに!
ワケアリお嬢様達にゲームを指導!共に甲子園を目指すイロモノコメディ。
ゲームがオリンピック正式種目に決定!
日本は未来の選手育成の為「競技ゲーム甲子園」を設立、隠れ変態ゲーマー「斉藤太」は名門「白鷺高校ゲーム部」顧問に抜擢される。初めての顧問に気乗りしない彼だったが、集まる部員は皆なにやら訳ありで…?
プレイ経験が圧倒的に足りないお嬢様・お坊ちゃまに用意した課題は一癖も二癖もあるものばかり。
そして仕上がってしまうのだった。鬼畜ゲーマーが!
哲学を研究する大学院生の東雲理子が、日常の中で起こる謎について、哲学の知識を引用しながら考察する物語。哲学は、誰もが興味を持ちながらもとっつきにくいと感じられている学問ですが、その知識を日常の出来事と絡めて、読者が哲学を自分事として考えるきっかけを与えてくれる点が評価されました。キャラクターの魅力も伸びしろがあり、これからまだまだおもしろくなるであろうことも踏まえ、優秀賞としました。
「スマートニュース×カクヨム「連載小説コンテスト」」の中間選考の結果を発表させていただきます。
多数の力作を投稿してくださった皆様、並びに作品を読んでくださった皆様には、改めて深く御礼申し上げます。
※掲載の並びは作品のコンテストへの応募順となっております
講評
ゲームがオリンピックの公式種目となり、それに伴い日本では「競技ゲーム甲子園」が企画される。全国の高校では「ゲーム部」が設立され、国語教師であり隠れゲーマーであった斎藤太も、勤務校のゲーム部顧問に抜擢される。初の部活顧問に戸惑いながらも、訳あり部員たちとゲーム甲子園を目指す、という物語。パソコンなどの機器についての知識や、ゲーム内容について、物語と相まって楽しみながら知ることができ、さらに一癖も二癖もあるキャラクターも魅力的でした。さらに今流行の兆しを見せている「eスポーツ」を扱った作品として、関連知識が得られる点も選考で高い評価を集めました。