概要
売り手良し、買い手良し、世間良し。愚直な商売で元禄の世を成り上がれ!
滋賀県近江八幡市を観光中の大学生、伊吹栄三郎は突如元禄8年(1695年)にタイムスリップしてしまった。
そこで彼は持ち前の人当たりの良さと近江商人としての心構えで、傾いた商家を建て直すことになる。やがて彼を支える商家の娘、放浪の医者、山賊の少女など多くの仲間とともに、悪徳商家との競り合いや長崎貿易への進出、蝦夷での新たな商売の開拓など様々な困難に立ち向かい、ついには日の本一の商人を目指す!
商都近江八幡を拠点に「売り手良し・買い手良し・世間良し」の「三方良し」の精神で江戸時代の日本の産業を盛り上げた近江商人の活躍を、現代人の視点で追体験する時代小説。
そこで彼は持ち前の人当たりの良さと近江商人としての心構えで、傾いた商家を建て直すことになる。やがて彼を支える商家の娘、放浪の医者、山賊の少女など多くの仲間とともに、悪徳商家との競り合いや長崎貿易への進出、蝦夷での新たな商売の開拓など様々な困難に立ち向かい、ついには日の本一の商人を目指す!
商都近江八幡を拠点に「売り手良し・買い手良し・世間良し」の「三方良し」の精神で江戸時代の日本の産業を盛り上げた近江商人の活躍を、現代人の視点で追体験する時代小説。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!歴史・時代・伝奇でありながらファンタジー!!
今、日本に現存する超有名な商社や繊維関係、自動車製造業、家電製造業、金融関係や所謂昔の財閥、そして百貨店・小売業や全国チェーンの飲食業まで、多くは『近江商人』に縁のある滋賀県人が創業したり歴代の会長・社長・重役をしている事を、
あなたはご存知ですか……?
お話は、主人公の大学生・伊吹栄三郎が1695年の江戸時代の滋賀県は近江八幡にタイムスリップし、日本を股にかけ大活躍すると言うサクセスストーリーです。
主人公が近江商人の精神「三方良し」を守り、江戸時代における日本の産業を盛り上げていく様子を現代人の視点から見事に描かれた作品です。
だからと言って硬いお話ではありません。美少…続きを読む - ★★★ Excellent!!!江戸期商人の痛快な成り上がり
なろうでも人気の本作品では主人公が江戸元禄期にタイムスリップして、可憐な少女の人助けから、江戸時代の商人という人生を歩むことになります。
江戸時代の商人という珍しい設定がまず面白い。
江戸時代の商人というと、賄賂を利用して権力者に取り入るような、悪徳商人というイメージをつい持ってしまいがちなのですが、そのようなことは全くありません。
主人公は近江商人として様々な困難に立ち向かうのですが、近江商人には「売り手良し・買い手良し・世間良しの三方良し」というモットーがありますので、主人公の周囲の人物を幸せにしながらの痛快な成り上がりぶりを見せてくれます。