片隅に生きる人々

　ある日、亡くなった師匠が所有していた曰く付きの箱を手に入れた主人公。
　そこから彼に試練が降りかかる！

　メンヘラな愛猫全力さんと別れて、色々あって潜伏中。
　彼は小説を書き始める。

　タイトルは「片隅に生きる人々」

　彼の名前は伊集院アケミ。

　作者様と同名の主役と、彼の運命や如何に！

　いや、もう本当に面白い作品ですよ！

　オススメします！

　是非ご一読を！

　ドラコン参加作品です！

フィクションでありますが、所々に起こる事件や出来事は実際に起きたであろう事件や出来事を想像することができ、その事件を調べるとさらに楽しめる内容となっていて何度読み返しても全く違う表情をみることができます。
おそらく、作者自体が出会った人や自分の身に起きた事により得た知識や経験、感情がベースになっていると感じました。
だからか、読み手も読んだ時点での知識や人に思う感情によって違う表情になるのではないかと感じました。

難しい言い回しや表現もありますが、そう言った部分があるからこそ不思議と引き込まれました。

善なのか悪なのか。
猫だけが知っている。・・・・はずもなく、

優れた知識と才能を持ちながら大切な物を失ってしまった主人公。謎の箱を手にし自分の再生から世の中を変えていく冒険物。金、株、マニアックな知識、駆け引き。教科書にはない濃い情報を誰にでもわかるようにおもしろく噛み砕き、スピード感あふれる展開で知らない世界にいざなってくれます

【見どころの一つ】
一応この話はフィクションなので田中角栄は○○だけど、きっと角栄もこれ読んだらニッコリ。

経済史や歴史の学が足りない私にとっては〝最後まで読めるかな？〟と思いながら読みはじめました。
ところがどっこい、展開のスピード感や〝目の前に主人公が見ている世界が広がる感覚〟を味わいながらスムーズに読了。上手く言えないけど〝作品に引き込まれて一気に読了までいった〟ことが自分でも驚きました。文章を通じて知らない世界に触れられるという体験をさせてくれる作品でした！上手く伝えられない自分の語彙力を呪う…笑

あと猫がかわいい。にゃーん。

戦後は終わったと言われて久しいが、日本の近代史と政治、経済史は現代が如何にして形作られたかを考えるのに避けては通れない。本作はフィクションでは有るが、証券市場に影響を与えた事件や人物達を通して日本近代史のifに想いを馳せさせてくれる作品です。石井独眼流実戦録や日本証券史を通読した事のある人にはお勧めしたいです。

レビューではないただの個人的な昔話なので書くのを躊躇っていましたが、
もう会えない人がいる人に読んでもらいたいので書こうと思います。

私にはかつて心の底から信頼しあえた親友と幼馴染がいました。
ある時を境に二度と会えなくなり、随分長らくの間、妄想や夢の中で、
当時のあいつらと他愛ない事で笑い合ったり、
あの瞬間が訪れる前の世界に飛び一緒になって危機を回避したり、
といった事をしていました。

いつからか、そんな夢も見れなくなり、妄想もイメージがどんどん
うすらぼけたものになっていき、消えてなくなってしまうのが嫌で
絵や漫画に残そうと試みたりもしましたができませんでした。

もうあとはいつか…続きを読む

「こんな小説もあるのか。」
私が最初に思った感想です。「なろう系」の異世界転生やタイムスリップからの現代知識を駆使したチート物に飽き飽きしていた私にとって、ここまで作り込まれた作品はまさにΣ（・□・；）でした。
「戦国時代に転生」「偉人に転移」「剣と魔法の世界」といった設定で客を呼び込むという風潮に一石を投じる作品となっています。

最初は退屈かもしれません。
しかし、ある時を境にスピード感が増し面白くなってきます。株や仮想通貨などが好きな人にお勧めです。過去に活躍した実在した有名人の裏背景についてこういった視野でみると面白いんだと、気付いた作品でもあります。とにかく面白い🌟