★
0
概要
あのとき泣かなかった涙は、合格発表の日に全部こぼれた。
国公立大学入試当日の早朝。B判定のまま本番を迎え、不安に押し潰されそうになりながら電車に乗った高校生・朝倉葵は、偶然隣に座った女子大生と短い会話を交わす。かつてC判定から第一志望に合格したという彼女の言葉は、「白紙から始まる本番」へ向かう葵の心を静かに解きほぐしていく。名も知らぬ励ましを胸に試験へ臨み、春、葵は自分の扉を開く。受験の朝に交わされた小さな優しさが、未来へつながる物語。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?