概要
新しい日常を送る二人の前に現れたのは、トラウマを抱えながらも「覇王」と呼ばれる少女・梅子と、そんな彼女を「兄さん」として支える青年・加藍だった。
揚げ物の匂いが満ちる午後。ゲームとアイスで笑い合うささやかな日常。
けれどその裏では、人の弱さを「役割」として利用する巨大企業ハルジオンや、世界を蝕む異形〈エイオンベート〉との戦いが静かに繰り広げられていた。
戦う強さと、生きる強さは同じじゃない。
あらゆる疾患と障害を克服した時代。
望む誰もが「普通」になれる時代においても「普通」になれない彼らは、それでも隣にいる誰かのために立ち上がり、強くあろうと願うのか。
笑って、泣いて、傷ついて、それでも僕
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人生、楽しいだけじゃない。でも希望もある!!
「永遠」という少年と「瑠璃乃」という少女の物語。
SF的背景があって普通ではない彼らですが、普通の人と同じように笑い合う微笑ましい日常を送ります。
彼らの日常の中には「梅子」という友達も。
その梅子につきまとうトラブルが、ラブコメ感のある楽し気な物語にシリアスをもたらします。
傷つき涙する彼らは、立ちはだかる大きな問題を乗り越えられるのか――
彼らを取り巻く物語から目が離せません!
本作はシリーズものの第3弾ですが、初見でも楽しめる作品です。
実際、第1弾を履修していない私も楽しんでいます。
シリーズを追っている人はもちろん、初見の人もぜひ読んでみてください!! - ★★★ Excellent!!!気弱で人見知りの男の子と天真爛漫な金髪美少女の青春SF物語
待望の第3弾。
気弱な人見知りな少年・永遠。
天真爛漫な金髪美少女・瑠璃乃。
ペネトレーターである引きこもりだった少年とアザレアージュと呼ばれる人ならざる存在である美少女がエイオンベートという異形の存在と戦う物語。
この作品からでも面白さはよくわかりますが、第1弾から通して読むと永遠の成長や瑠璃乃の苦悩がよく分かりさらに楽しめるでしょう。
先の戦いで人間の身体を手に入れた瑠璃乃。
そんな彼女とどう接していいから悩む思春期の永遠。
第3弾では新しいキャラクターも登場して、二人の関係以外にも見逃せない物語になると思います!
そして、二人の関係は更に進展するのか……最後まで目が離せませ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!迷いも不安も、あなたの一部――優しい青春小説のすゝめ
『梅恋し。尽くす想いはとめどなく。』は、“普通”になれない少年・永遠と少女・瑠璃乃が織りなす、青春モノSFシリーズの第3作目となっています。生きづらさや不安を抱えたまま、それでも一歩踏み出そうとする登場人物たちの姿がとてもリアルに描かれていて、読むたびに自分の心にも優しい勇気が灯ります。
この物語の魅力は、ユーモラスで温かな日常と、容赦なく押し寄せる試練や成長の痛みが絶妙に混ざり合っているところ。兄妹や友人たちとの関わりを通して、「弱さ」を抱えたままでも前を向いていいんだ、と背中を押してくれるような優しさにあふれています。
誰かと比べて落ち込んだことがある人、自分のペースで少しず…続きを読む - ★★★ Excellent!!!待望の第3弾! 待ってました!
優しいけれど気弱な少年、永遠。
純真無垢で元気いっぱいな美少女、瑠璃乃。
彼らが強大な敵エイオンベートに立ち向かうSFです。
第3弾の見どころは、なんと言っても人間の体を手に入れた瑠璃乃。
汗をかいたり、永遠と一緒にごはんを食べられるようになりましたが、いいことだけではありません。
痛み、を知ることになった瑠璃乃は、その恐怖を乗り越えられるのか。
そしてシリーズ通しておすすめは、やはり瑠璃乃の可愛さです。
彼女を見ていると、こちらまで元気をもらえ、笑顔になっていきます!
ピッカピカの笑顔が、真夏のひまわりのように眩しい女の子を、ぜひぜひ、皆様にもご堪能いただけたらと思います! - ★★★ Excellent!!!彼女の笑顔が、僕を「強く」する
かつて孤独だった少年の隣に、金髪の「少女」がやって来た。
可愛らしく、天真爛漫で、どこか人間らしからぬ彼女は、
心の奥にしまい込んでいた「守りたい」という気持ちを、彼の中に目覚めさせる。
それでも、彼の心は揺れていた。
可愛さに戸惑い、優しさに胸を詰まらせ、
彼女の純粋すぎる好意に、どこまで応えていいのか分からない。
そんな中、唐突に訪れた「体力測定」という名の共同作業。
何気ない運動のはずが、互いの距離を少しずつ縮めていく。
照れ笑い、不器用な励まし、失敗に隠れた本音、そして、微笑ましい失敗の連続。
彼女は、ただ笑って「楽しいね」と言ってくれる。
その笑顔を、守りたくなる。
その笑顔…続きを読む - ★★★ Excellent!!!優しい春の光と漆黒い闇の中で、二人は強い絆を紡いでいく
不器用な男の子と、天真爛漫で強い女の子のペアが戻ってきました。
ほのぼのとして不器用な二人と、それを取り巻く優しい大人達。
優しい空気感は、元となっている前作のまま健在です。
随所にユーモアやコメディっぽいやり取りもあって笑えます。
けれど、その裏にある闇もまた健在。
社会を破壊せんとする厄災との闘いもまた、二人に課せられた宿命です。
本作はまだ始まったばかりですが、いずれはきっとそんな場面にも身を投じていくはず。
さらに、新たな登場人物との関係がどうなっていくのかも期待大です。
せめて今は、平穏な時間の中にいて欲しい二人です。
これからも見守りたくなる作品です。