概要
双主神の名の下に、呪いを背負い王であり続けよ――。
※以下のあらすじは電撃大賞応募用のため、ネタバレありです
連星のある惑星で、人類を越えた文明が静かに育つ。王の証であり、唯一にして呪いの‶赤い瞳〟を持つ少年ウィリアンサ・マリエヌ・ド・ワネール――ウィルは、若くして帝国に君臨する。
若き王ウィルは、〝完璧な王〟だった父チャルリオスに憧れていた。彼に寄り添う側近たちがいても、理想に近づけようとするウィルはやがて、全てを一人で抱え込むようになり――孤独になった。
彼は、神に禁忌とされた宇宙開発を継いで、全てを背負う覚悟で立ち向かう。彼が最初に手をかけるのは、世界初の宇宙エレベーター、アルマネだ。
暗殺、友好国王女セルシニアの計略、裏切り者――事件が次々と彼に襲い掛かり、やがて彼は過労とストレスによって倒れてしまう。夢の中で父の言葉を聞き、自分
連星のある惑星で、人類を越えた文明が静かに育つ。王の証であり、唯一にして呪いの‶赤い瞳〟を持つ少年ウィリアンサ・マリエヌ・ド・ワネール――ウィルは、若くして帝国に君臨する。
若き王ウィルは、〝完璧な王〟だった父チャルリオスに憧れていた。彼に寄り添う側近たちがいても、理想に近づけようとするウィルはやがて、全てを一人で抱え込むようになり――孤独になった。
彼は、神に禁忌とされた宇宙開発を継いで、全てを背負う覚悟で立ち向かう。彼が最初に手をかけるのは、世界初の宇宙エレベーター、アルマネだ。
暗殺、友好国王女セルシニアの計略、裏切り者――事件が次々と彼に襲い掛かり、やがて彼は過労とストレスによって倒れてしまう。夢の中で父の言葉を聞き、自分
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!血反吐を吐き、苦しみながらも、若き王は進み続ける
キャラが生きている。私は、この作品をそう評したい。本作の主人公のウィルは父の死を受けて即位した若き王様だ。だが、決して彼はチートな存在ではない。働きすぎれば普通に倒れてしまうし、普段は父の夢を継いだ君主として振る舞っていても、真に信頼できる者の前では15歳の幼さの残った本来の性格や弱みを覗かせることがある。要するに、『普通の男の子』なのだ。それでも、父の宇宙への夢を、そして王国を受け継いでしまった彼は止まらないのだろう。例え、自分の体がボロボロになっていったとしても。そんな人間くさいキャラクター達が、本作の魅力なのだと思う。
- ★★★ Excellent!!!政治・技術設定を“重圧”として使っている
即位式の悪夢から始まる導入が非常に印象的で、若き王ウィルの恐怖と責任が強く伝わってきました。
祝福と栄光の象徴であるはずの戴冠の場が、暗殺という形で崩れる描写は、王という存在の危うさを象徴していて秀逸です。
目覚めた後も弱さを見せることなく、即座に公務へ戻るウィルの姿は痛々しくも立派で、「愛されているが休めない王」というテーマが深く描かれていました。
政治・技術・同盟といった設定も、単なる説明ではなく、主人公の重圧として自然に組み込まれていて読み応えがあります。
若くして国を背負う少年が、これからどんな選択をしていくのか――続きを強く期待したくなる一話でした。