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概要
隣の赤い扉の部屋では、今も“誰か”が数を数え続けている
古びたアパートに越してきた三上里佳は、隣室から夜な夜な響く“何かを並べる音”に悩まされる。やがて壁越しに女の声が聞こえ、数を数えていることに気づくが、奇妙にも「五」と「八」だけが抜けていた。管理会社に確認すると、隣室は三年前から空室。ある夜を境に里佳は失踪し、部屋には白い小骨と古びた鍵だけが残された。隣の赤い扉の部屋では、今も“誰か”が数を数え続けている――過ちと破滅を知らせるために。
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