これぞ、日本のクトゥルフ小説

白紙の状態から、徐々に明らかになっていく真実。そして、人ならざるものとの邂逅。
語り部の主人公と同じ視点で、どっぷりと世界観に浸り、その心情を追うことができます。
文章も、実に流麗で、情景や心理描写はもちろん、主人公とヒロインの触れ合うシーンの表現がたまらないです。
二人がこれから遭遇する、神話的怪事件をもっと読みたくなる、そんな作品でした。

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