気が付けば貴方は境界に佇んでいる

見知った土地の既知の伝承がこの作品を読むにつれて、クトゥルー的な色合いを帯びていく。この作品がクトゥルフ神話なのかクトゥルフ風なのか、齧った程度の僕には判別出来ない。しかし、確実に言えるのは夢と現の境目なんて僕らが思っているほど確かではないとこの作品を読むと気付かされることだ。一気読みしてしまうだけの魅力を感じました。

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