死の絶望を乗り越え、生きようと足掻く少年の進む先待つものとは

先天的な魔力の欠乏により、不遇の幼少期を過ごした少年が、それでもなんとか生きようと足掻く物語。
悲惨な状況に絶望し、差し伸べられた手を警戒しながらも、生きることを諦めずに前に進んでゆく姿は、胸を打つものがあります。
冒険者やギルド、ダンジョンなど、聞き覚えのある言葉も多く出てきます。
しかし、練りこまれたストーリーと魅力的なキャラクターによって、描かれる世界は生き生きと躍動し、読み手に非日常……鮮やかなファンタジーの世界を楽しませてくれます。
大人も子供も、年齢を問わず広くオススメしたい物語です。
冒険好きの方はぜひ、ご一読を。