なにかがおかしい。なぜか可笑しい。

シュールな笑いが好きであれば、ぜひ読んでほしい一作。

ユーモアがある、などと気取った言葉を使うとどこか皮肉めいた響きに聞こえてしまうかもしれないのだが、これは紛れもなくユーモアがある作品だ。
何気ない日常の一幕に、怪奇現象を登場させつつ、それに恐怖させる間もなく再び日常に戻していく力技がとても可笑しい。

なにかがおかしい、そんな非日常。だというのに、なぜか可笑しい。そんな日常のお話。

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