短くて、読みやすく、とても先が気になって一気に読んでしまいました。 読んだ後に思ったのは。周囲がどんなにパニックや災害に見舞われようとも、会社出勤や日常生活の事に気をまわし。 目の前の異常事態から目を背ける人の心理」と言うモノを「幽霊」に例え、巧みに描写してるのでは? 著者様そのような意図があったかどうか解りませんが、この作品にはその様な心理の一面を見た気がしました。 でも、コレ。主人公も幽霊?って事?同棲どころか自身が取殺されちゃって、走馬灯のようなモノを見ているストーリーにも感じる?
内容としては「僕」の部屋の中における日記のはず……。シンプルな内容ながら、ぞくりとしつつシュールな笑いを誘います。ネットによくある幽霊系に冷静に対処する話とも違い、色々な意味で斬新です。これは本当にジャンル:エッセイ・ノンフィクションで合っているのでしょうか?本当であれば怖くもあるような、笑えるような、作者さんの精神力に感嘆するしかないような。とても続きが気になるのに完結されています。
コップのあたりの自己主張が好きです…。ファンです。でも会いたくはないです。続きが気になります。
ゾクゾクしました。
怖いんですが・・・・・。
シュールな笑いが好きであれば、ぜひ読んでほしい一作。ユーモアがある、などと気取った言葉を使うとどこか皮肉めいた響きに聞こえてしまうかもしれないのだが、これは紛れもなくユーモアがある作品だ。何気ない日常の一幕に、怪奇現象を登場させつつ、それに恐怖させる間もなく再び日常に戻していく力技がとても可笑しい。なにかがおかしい、そんな非日常。だというのに、なぜか可笑しい。そんな日常のお話。
日記形式であることによって『パラノーマル・アクティビティ』や『ブレアウィッチ・プロジェクト』などのフィクションドキュメンタリー感覚を味わえる。で面白いと思いました。なにげない感じで起こる現象、くわえ一篇が短いので、より雰囲気があります。筆者のビミョーに受け流してる感が妙にクスリと笑えたりするし、ゾクリとするし、いちいちゾクスリゾクスリとなる新感覚ホラーではないでしょうか。……いや、信じてないわけじゃないんです。あまり怖いのは得意ではないので、信じたくないだけなんです……!
ゾクゾク感がたまらず一気に読んでしまいました。
ジャンルを思わず確認してしまいました。ホラー。ホラーですよね。これホラーですよね!?・・・・・ノンフィクションやめてください。怖すぎます。それはともかく。この淡々と、しかもサラッと書いている雰囲気。逆に怖い。怖いです。変に表現を連ねるより強く恐怖を感じました。最後は何の変哲もない文なのに、ぞくりと鳥肌まで立つ始末。やりおるな…ゴクリ…思わず、そう思ってしまった怪作です。