人は死ぬと星になって地上に落ちる――その星を見守る巫女のお話

 人が死ぬとその人の星が地上に落ちる世界。その星が誰のものかわかる星詠みの巫女とそれを見守る青年。一話完結型の、悲しいけど優しくて素敵なお話でした。
 優しく厳しい世界で支え合う二人と、二人が出会う人々。死と向き合うこと、受け入れていくこと。落ちてきた星がくれるのは、残された人が生きていくために必要な時間なのかなあ、なんて考えながら、しみじみと余韻に浸れるお話でした。

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