落ちた星を受け取る。それは、自らと向き合うための物語。

しみじみと余韻に浸れる素敵な作品でした。
短編エピソードを展開しながら、星詠みの巫女と主人公とを巡る一つの物語として上手く纏めてあります。
死と向き合うというのは簡単にできることではないけれど、登場する様々な人物たちが心に抱えているものや、大切な人の死を乗り越えていく様がすんなり胸に入ってきます。

隙間時間に少しずつ読み進められる文章量です。少しでも興味を持った方は、是非、最後まで読んでみてほしいです。

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