宇宙船を舞台に、ネコと魔法の話。ネコと魔法の話であるというだけで、おとぎ話は面白く成立してしまうところがあって、そういう意味では捻りはないけど。でも心に残るのは確かだ。
SFとか書いてます。 ライトノベルを書くのが本当なんでしょうが、本人の力量の問題で方向性がどうしてもあさってに向いてしまいいます。 カクヨムが始まるときい…
義理堅く、誇り高く、己の生き方を曲げぬ、猫の中の猫。宇宙船に乗り組む猫、王様は、愛するもの、愛したものへの想いを抱き、魔法ねずみの幻惑的な囁きと対決する。飄々と、淡々とした語り口が、…続きを読む
舞台が宇宙船、主観が猫、そして王様。珍しくも興味深い舞台で、低い視点から見える世界は、単調で滑稽で、切なくも愛おしい。猫一匹と侮るなかれ。猫でなければ出来ないこともある。気高い王様は、それが…続きを読む
主人公の猫の王様が、自身のことをきちんと王様だと自覚して振る舞っている点が、とてもユニークでおもしろかったです。それでいて、船に乗船している真の理由が、自身を拾ってくれた人間への義理という一本筋…続きを読む
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