作者様のおっしゃる通り、「そんなバカな」な物理を使った話って、アニメに限らずドラマやバラエティでも見ますよね…
面白いのですが、★2つにさせていただいた理由は、専門用語を使うタイミングがどうなんだろう…というところです。
遠心力のところを例にとると、「作用反作用の法則」。
これは確かに理系の生徒さんなら(文系でも習うのかな?)高校生でも知っているような言葉ですが、その実、本当に理解している人は少ない内容なのではないかと思います。
とても面白いのですが、下手に専門用語を出してしまうと「あ、その言葉知ってる」と、『分かった気になってしまう』人がいるのでは…と思うのです。
まぁ説明する側からすると、用語を使わずに解説するってすごく難しいんですけどね、できる限り分かりやすく書こうという作者さんの気持ちは伝わってきますが…
文中で使う基本用語に関しては、別に説明のページを用意するとさらに良いのでは無いかと思いました。
…偉そうなこと言ってごめんなさい、やっぱり七次元異変さんより詳しく説明するのは至難の業かも(笑)
難しい物理現象を細かい所は端折って、具体例を挙げつつザックリ解説するこの物語は、小説を書く・読むうえで必要最低限の内容を簡単に学ぶのに最適な物語です。
特に電磁気系の内容は、工業系学校の電気系学科に所属するものとして、先生の小難しい話の復習にちょうどよかった気がします。
「遠心力を用いた加速」に関しては、「加速」というほどの大きな力が働いている訳ではないのかもしれませんが、ロケットの打ち上げの際に円周が最も長い赤道にできるだけ近い所から、地球の自転によるロケットに働く遠心力を利用(補助程度だとは思いますが...)して楽に打ち上げているという話を以前どこかで聞いたような気がするので、あながち間違いではないのかなという気がしますがどうなのでしょうか?
さて、一つ質問がありますです。電磁気編のリクエストで解説していたスタンガンで銃弾を曲げる話なのですが、方法や設備系の問題は別に考えるとして、銃弾を帯電させクーロン力によって曲げることはできないのでしょうか?
先生に教えてもらった僕の記憶が正しければ、ローレンツ力よりもクーロン力の方がはるかに力が強かったと思ったので、ローレンツ力によって曲がるのが難しいのならば、クーロン力によって曲げればよいのではないかと思いました。
まぁ、どのようにして帯電させるか(銃弾を布で擦る訳にもいかないし...)とか、強力な電場をどのようにして準備するか(超強力かつ小型で持ち運べる電源がある訳もないし...)等の問題もある訳ですが...。
ご検討いただければ幸いです。