ざっくり勉強するにはうってつけ(質問有)

 難しい物理現象を細かい所は端折って、具体例を挙げつつザックリ解説するこの物語は、小説を書く・読むうえで必要最低限の内容を簡単に学ぶのに最適な物語です。
 特に電磁気系の内容は、工業系学校の電気系学科に所属するものとして、先生の小難しい話の復習にちょうどよかった気がします。

 「遠心力を用いた加速」に関しては、「加速」というほどの大きな力が働いている訳ではないのかもしれませんが、ロケットの打ち上げの際に円周が最も長い赤道にできるだけ近い所から、地球の自転によるロケットに働く遠心力を利用(補助程度だとは思いますが...)して楽に打ち上げているという話を以前どこかで聞いたような気がするので、あながち間違いではないのかなという気がしますがどうなのでしょうか?


さて、一つ質問がありますです。電磁気編のリクエストで解説していたスタンガンで銃弾を曲げる話なのですが、方法や設備系の問題は別に考えるとして、銃弾を帯電させクーロン力によって曲げることはできないのでしょうか?
 先生に教えてもらった僕の記憶が正しければ、ローレンツ力よりもクーロン力の方がはるかに力が強かったと思ったので、ローレンツ力によって曲がるのが難しいのならば、クーロン力によって曲げればよいのではないかと思いました。
 まぁ、どのようにして帯電させるか(銃弾を布で擦る訳にもいかないし...)とか、強力な電場をどのようにして準備するか(超強力かつ小型で持ち運べる電源がある訳もないし...)等の問題もある訳ですが...。

 ご検討いただければ幸いです。

その他のおすすめレビュー

黒い人さんの他のおすすめレビュー14