★
0
概要
消えたんじゃない。出口を、見失っただけだ。
怪談検証ブログ「忌録」を運営する朝倉レン、二十三歳。信じない。ただ調べる。嘘は書かない。それだけを続けてきた。
ある夜、代々木の心霊スポットを調べていた朝倉は、掲示板の片隅で一行の書き込みを見つける。「特定の時間帯に行かないとダメみたい。あとあそこに限らず、関連する場所が全部で五箇所ある」。貼られたURLは消えていた。書いた人間の痕跡も、それを引用した人間の痕跡も、ネット上のどこにも残っていなかった。
記事を下書き保存した瞬間、見知らぬアカウントからメッセージが届く。「そのスレッド、調べない方がいいよ」。返信しようとした一秒後、そのアカウントは存在しなくなった。まだ誰にも公開していない調査の内容を、誰かが知っていた。
都内五箇所に刻まれた同じ記号。子、丑、寅、卯、辰。午前零時から夜明け
ある夜、代々木の心霊スポットを調べていた朝倉は、掲示板の片隅で一行の書き込みを見つける。「特定の時間帯に行かないとダメみたい。あとあそこに限らず、関連する場所が全部で五箇所ある」。貼られたURLは消えていた。書いた人間の痕跡も、それを引用した人間の痕跡も、ネット上のどこにも残っていなかった。
記事を下書き保存した瞬間、見知らぬアカウントからメッセージが届く。「そのスレッド、調べない方がいいよ」。返信しようとした一秒後、そのアカウントは存在しなくなった。まだ誰にも公開していない調査の内容を、誰かが知っていた。
都内五箇所に刻まれた同じ記号。子、丑、寅、卯、辰。午前零時から夜明け
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?