概要
「あんた、星浚いって知ってるかい?」
気付けば森を歩いていた。
これは屹度、夢。明晰夢というやつね。
――お楽しみいただければ、幸いです。
これは屹度、夢。明晰夢というやつね。
――お楽しみいただければ、幸いです。
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- ★★★ Excellent!!!天に月なく地に星なくば人に救いなし
彼女は理由も場所も分からぬままに、その淵へ来た。
物語は、ここから始まる。
彼女が出会ったのは、老人。
夜空にはない月が映る水面へ釣り糸を垂らしている。
やがて彼女は、自分へ向けられた不可解で不躾な老人の言動に怒り、彼へ向け凶行に及ぶ。
物語は、そこからまた別の方向へと動き出す。
作中で強く印象に残るのは、淵に佇む老人の言葉。
〝星浚い〟という一語だろう。
本作を読む者は、きっと本作を読む間中〝星浚い〟の意味を考え続けることになる。
星を浚うという淵。
その淵とは、人の因業そのものなのではないか。
では、その淵に沈む〝星〟とは何なのか。
そもそも星は淵の中にあるのか。
問いかけ…続きを読む