概要
木星の底にある扉。開いたものは帰らない。その向こう側を観るために。
木星の中心部に存在するとされる超空間ゲートへ飛び込んだカハルルィーク博士は、その亜光速宇宙船だけが帰還した。
その船には地球外生命体・ケイ素古細菌界DISE古細菌門のサンプルインゴットが乗っていた。
ケイ素古細菌が、コンピュータチップDLESSのウェハとして採用されたことで木星プラットフォームゲートウェイは莫大な富を得て、宇宙開発事業界隈で揺るがぬ地盤を打ち立てた。
四十年後、木星バイパス研究のクリス・エンシスハイムがカハルルィーク博士と同じ方式で帰らぬ人となり、それを送り出した亜光速宇宙船の制御DLESS技師であり、友人であるレイフ・ファーミントンは失意の中、木星を後にする。
しかし月での一つの発見が、失意のレイフを木星に呼び戻す。
・第12回ハヤカワSFコンテスト応募作。多少の改稿はしつつ掲載予定です。
その船には地球外生命体・ケイ素古細菌界DISE古細菌門のサンプルインゴットが乗っていた。
ケイ素古細菌が、コンピュータチップDLESSのウェハとして採用されたことで木星プラットフォームゲートウェイは莫大な富を得て、宇宙開発事業界隈で揺るがぬ地盤を打ち立てた。
四十年後、木星バイパス研究のクリス・エンシスハイムがカハルルィーク博士と同じ方式で帰らぬ人となり、それを送り出した亜光速宇宙船の制御DLESS技師であり、友人であるレイフ・ファーミントンは失意の中、木星を後にする。
しかし月での一つの発見が、失意のレイフを木星に呼び戻す。
・第12回ハヤカワSFコンテスト応募作。多少の改稿はしつつ掲載予定です。
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