概要
空白の古代史を埋める?伝奇小説。古代に生きた人々の必然を描いた物語
古代、歴史に残らなかったクニの話は、西側で始まった。
後に大帝国を築いた西の王国の片隅で生まれたマユンは、魔力や変わった容姿を封じるための真名を持つ。
そうと知らずに成長しているマユンの許へ、サルーという白金髪に菫色の瞳という美貌の少年がやってくる。
やがて二人を巡る運命は過酷な様相を呈していく。そして話は東の地へと移っていく。
愛し合う二人は再会できるのか、行き着く先はどこなのか、それぞれ異能はどうなっていくのか……
後に大帝国を築いた西の王国の片隅で生まれたマユンは、魔力や変わった容姿を封じるための真名を持つ。
そうと知らずに成長しているマユンの許へ、サルーという白金髪に菫色の瞳という美貌の少年がやってくる。
やがて二人を巡る運命は過酷な様相を呈していく。そして話は東の地へと移っていく。
愛し合う二人は再会できるのか、行き着く先はどこなのか、それぞれ異能はどうなっていくのか……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「人は人」という理念が息づく物語
空を飛ぶ爽快感と、ようやく安全な場所に辿り着いた安心感がある作品です。
まず、「密偵」という設定が生むサスペンスの構造です。
主人公がいつ正体を暴かれるのかとハラハラしながら読み進めていました。
けれど、物語が進むにつれ、受け入れる側が最初から全てを把握した上で「OOOO(ネタバレ防止)」ことが明かされ、緊張感が丸ごと裏切られました。
ここの緊張からの落差に関してはよく書けていると思います。
また、悲壮なスパイものだと信じ込んでいた枠組みが、実は温かい保護の物語だったという逆転に、著者の当初考えていたプロットや構想が見えました。
次に、離れ離れになった二人の視点を並行して描く構造です。読…続きを読む