ひとつの、ほんの些細なことが終末へと導いていく、そんなお話。感情なく淡々と書き綴られていて、そんな中で、それぞれの描写がしっかり結びついていき、次に起こることが何かと惹きつけられます。崩壊していく中で、意地でも生き残りたいという人間の必死さが、滑稽に見えてしまいます。短くまとめられた壮大な物語。あなたはこの物語、フィクションだと思いますか?未来かもしれませんよ?おすすめです!
燃料、なんだったのか気になりますね……熱核融合炉とか積んでいたとしても、推進剤が空気だけだと極超音速はなかなか難しそうですし……かといって推進剤を別に積み込むと、燃費が…… 未来の科学者さん、頑張りましたっ!
「極超音速度ヒューマニズム」というトンデモさが、とてもよい塩梅です。厳密な科学SFを求めると違うってなるのかもですが、どこか童話のような詩のような文体で描かれるため、そもそもそういう疑問がでてこないんです。次はどうなるんだろう?ってワクワクしながら読み進めました。小さな行為がエスカレートしてどんどんカタストロフに近づいていく構成が見事です!おすすめ!
プシュと簡単に殺生する前に立ち止まることかもしれない。
科学的なのに、やたら振り切ってる。けど無常感。これが真髄。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(399文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(329文字)
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