概要
青空に 新緑の山 浮かび立つ 織成す翠 白雲に映ゆ
<短歌を詠んだ想い>
1首目は、新緑の季節に訪れた谷川岳が青空に浮かび立ち、両方の色合いが翠色となって白雲に映る、自然が織成す色彩豊かで鮮やかな造形美を31文字に詠み上げてみました。
2首目は、それまでの自分は写真を撮る際に笑うということをしなかった。今見ると、とても恐ろしい写真の数々。両親と出かけた旅行先の写真でも「楽しかったのに」「楽しそうでない」。妻と出逢ってから「写真なんてのはさ、後で振り返って楽しかったな!って思うものなんだから、笑いなよ!」と諭されてから、いい写真がいっぱい撮れるようになった。男子が笑顔なんて、と思っていた過去の自分の横っ面を引っ叩いてやりたい気分。妻に感謝である。
3首目も、妻への感謝の一首。妻と出逢っていなかったら、さぞかし、ツマラナイ人生を送っていたと思
1首目は、新緑の季節に訪れた谷川岳が青空に浮かび立ち、両方の色合いが翠色となって白雲に映る、自然が織成す色彩豊かで鮮やかな造形美を31文字に詠み上げてみました。
2首目は、それまでの自分は写真を撮る際に笑うということをしなかった。今見ると、とても恐ろしい写真の数々。両親と出かけた旅行先の写真でも「楽しかったのに」「楽しそうでない」。妻と出逢ってから「写真なんてのはさ、後で振り返って楽しかったな!って思うものなんだから、笑いなよ!」と諭されてから、いい写真がいっぱい撮れるようになった。男子が笑顔なんて、と思っていた過去の自分の横っ面を引っ叩いてやりたい気分。妻に感謝である。
3首目も、妻への感謝の一首。妻と出逢っていなかったら、さぞかし、ツマラナイ人生を送っていたと思
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!君と出逢い、世界が優しくなった
青空に、新緑の山が浮かぶ。
あの日、僕は君と出逢った。
写真を撮るたび、笑顔が増えていった。
体重も、愛娘も、増えていった。
そしてある日、スマホの中には
君と花と子どもたちだけがいた。
僕は消えていた。
けれどそれで、いいと思えた。
人と比べる必要なんてない。
僕の幸せは、僕の心だけが知っているのだから。
本作は、わずか五首の短詩から成る連作でありながら、
一つの人生をまるごと描き出してしまうほどの密度を持つ。
読み手の胸に『静かな痛み』と『透明な祝福』を残し、
何気ない日常が、どれだけ豊かな詩で満ちているかを教えてくれる。
これは『存在の後景化』を美しく受け入れた者だけが辿…続きを読む