宇宙航路は遥かにて（β版）

遠大なる宇宙航路を往く若き船乗りと１隻の船に、不意に入電した救助要請。それに応えた結果得られたのは、ひとりの大切なひとと、何十億もの命を奪う災いの種だった。自らが生きることにのみ必死だった若き船乗りは、まず隣の大切なひとを、次にこの世の全ての人を救おうと、ガラにもなく自身の命をかけた。「災いの種」と共に全宇宙へ放つ通信文に、願いを込める。「全人類に告ぐ、今こそ悲劇の歴史を断ち切る時である。平らかなる海を取り戻せ――サヨナラ」。

※本作は「小説家になろう」との重複投稿です。
※正式版の第１章に当たる部分の仮投稿です。結末はβ版オリジナル展開となり本作だけでもひとつの完結作として読めます。詳細は近況ノートを参照してください。
※本作はβ版でありほぼ手をかけないため、明らかな誤字脱字等があっても修正は行いません