概要
卒業の日に別れた初恋の少女を、5000万人が死んだ戦場で探し続ける
……ただ、君が居てくれたら、それだけで俺は――。
小学校の卒業式の日。
天宮正三は、【東京】へ引っ越していく少女・白石美華と、手紙を送り合う約束をした。
けれど、二人の約束は戦争によって断ち切られる。
正三たちの国――『日本サンディカリスム人民共産民主社会主義★連合共和国』
そして、【東京】を有する【ユニオン】
二つの『日本】は、同じ大地で、同じ日本人同士で殺し合うことになった。
数年後。
正三は“学徒兵”として戦場へ送られる。
制服の上に防弾ベストを着け、血と硝煙の中で敵を殺しながら、それでも彼は、右目に焼きついた美華の面影だけを生きる糧にしていた。
もう一度、君に会いたい。
今の君を知りたい。
そして、前へ進みたい。
だが、東京へ近づくほど、正三は人殺しになっていく。
そし
小学校の卒業式の日。
天宮正三は、【東京】へ引っ越していく少女・白石美華と、手紙を送り合う約束をした。
けれど、二人の約束は戦争によって断ち切られる。
正三たちの国――『日本サンディカリスム人民共産民主社会主義★連合共和国』
そして、【東京】を有する【ユニオン】
二つの『日本】は、同じ大地で、同じ日本人同士で殺し合うことになった。
数年後。
正三は“学徒兵”として戦場へ送られる。
制服の上に防弾ベストを着け、血と硝煙の中で敵を殺しながら、それでも彼は、右目に焼きついた美華の面影だけを生きる糧にしていた。
もう一度、君に会いたい。
今の君を知りたい。
そして、前へ進みたい。
だが、東京へ近づくほど、正三は人殺しになっていく。
そし
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!心理描写も戦場描写も上手です、特に戦場!
まず、設定に疑問があったのです。
なぜ、もともと同じ国だったのに、一部だけ思想が違って分割されているのか。
しかも、主人公側があちら側だったのかが謎でした。(ネタバレしないように、こういう言い方をしてます。他意はないです)
ミリタリー描写も詳しくて、作者様の趣味嗜好が反映されてるだけなのかな?と思いながら読み進めたのですが、ちゃんと練られた設定でした。
設定を考えるのが好きな私からすると、そうきたかぁと驚き、感心しました。
戦場描写もさることながら、心理描写もお上手で、感情移入しやすかったです。
どういう結末を迎えるのか終盤までわからず、最後まで興味深く読ませていただきました。ありがとうござ…続きを読む