第4話 私が自分の武器を身に着ける為に読みまくった最高の参考書。
最近は流石に読む頻度が減りましたが、とある人に言われて、若い頃から読みまくった物があります。それは私が物語を書く上で、とても参考になったと自覚している物です。
ある人に言われた事が以下です。
「お前には才能がない。文才も無い。ついでに頭も悪い。それでも小説が書きたいなら、先ずは『国語辞書』を読め!」
です。それを言われた後、狂った様に辞書を読みました。
国語辞書、あれは良いです。何せ、
「意味の分からない事を短い文章で的確に教える」
と言う事に特化した物です。
純粋に語彙も増えますし、限られたページ数、文字数で解りやすく説明しているのが辞書ですから、物を書く上でこれ程参考になる物はありません。
もしわからない言葉や言いまわしが出て来ても、それはその辞書の別のページで説明されています。至れり尽くせりです。
そして、純粋に読み物としても面白いです。国語辞書と一言で言っても、実は筆者次第で系統が大分変わります。どういう省略の仕方、説明の仕方をすればいいのか、そう言う参考にもなります。
あ、ネットの電子辞書はダメです。紙の、ぶ厚い辞書の話です。ま、電子辞書がダメですって事は無いですが、ネットの辞書は割と文字数制限が緩いので、単的に分かりやすく、と言う書き方がそんなにされていません。
ですので、文章を書くために参考にするのなら、紙の辞書一択です。何よりも、ネットの辞書は「知りたい言葉しか調べられない」です。
紙の辞書なら、調べる気が無くても隣の行を見たり、ページを捲れば勝手に新しい言葉が出てきます。調べる気が無かった言葉も、それで覚える機会が生まれます。これはネット辞書には無い機能です。
何も、辞書を全部端から端まで読め何て言いません。辞書なので「あ」から「ん」まで順番に読むのもいいですが、1日1ページ、適当にめくった所を全部読む、ページが被ったら前後のページにずらす、とかで十分参考になります。
コレは正直古いやり方です。今ならこんな事をしなくても、お使いの箱なり板なりで簡単に言葉を調べられます。
ですが、物書き、小説を書きたいというのなら「言葉Or文字を知っている」と言うのは十分以上のアドバンテージであり、武器です。
文字を書くのが小説なので、その文字を多く知っているというのはそれだけで武器になる筈です。表現できる文章の数が格段に増えます。
ですので、自分の才能に自信が無ければ辞書を読みましょう。短く端的に一目で理解出来る様に説明されているアレは、短い言葉で説明する際の文章の組み立ての参考になる事間違いありません。
また、文章を書くだけでは在りません。日常生活での会話で、言葉の引き出しが単純に増えます。相手と会話する際にも言葉を知っているのと知っていないのとでは大違いです。何よりも国語辞書の書き方は使用例まで載っています。役立つことこの上ありません。
読み込めば必ず貴方の武器になってくれるはずです。知識と言う面でも増えるのは間違いないので、読んで損は有りません。
そして、これは個人的な感覚なのですが、最新の物よりも少し古い物の方がいいです。古い物ですと、貴方の時代の辞書よりも、今は使われなくなった表現とかも使っている事も有り、そこも物を書く際の参考になります。
最新の文体はそれこそネット辞書や小説で学習すれば良いだけです。新しく買うにしても中古の辞書は結構安い事が多いのでお財布にも優しいです(笑)
次の更新予定
多分何の参考にもならない私の小説の書き方。 一一 @ak47dx11
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