主人公とヒロインの隣りにいる親友キャラでも恋をしたい

【スニーカー大賞用あらすじ】

高二の夏、物語は主人公とヒロインのラブコメがクライマックスを迎えた直後から始まる。主人公とヒロインを取り巻く環境は、既存のラブコメの定番そのもの。注目され、甘い空気に包まれた中心人物たち。しかしその陰で、「親友キャラ」である二人――主人公の親友とヒロインの親友――は、ただのモブ以上、重要なイベント未満に過ぎなかった。

そんなある日の放課後、主人公とヒロインが見せる甘い関係を見た親友二人は、口を揃えて言う。

「俺たちも恋、したいよな？」
「したい」

そこから、主人公たちの“真似事”をすることで、自分たちにも恋ができるのではないかという話になる。まずは主人公とヒロインがやっているような“ラブコメの型”、“惹かれているという振る舞い”、“甘いセリフや気持ちを伝…続きを読む