概要
またフラれた。ド田舎領地と背の低さのせいなのか? いや、諦めないぞ!
大陸東部を中心に広大な版図を持つアグランド帝国。
数多く居る貴族の中でもそれなりの地位に居るレスタール辺境伯領の次期当主として生まれた俺、フォーディルトは贔屓目に言っても結構恵まれていると思う。
厳格な身分制度のある帝国で、しかも跡取り。
貴族の子女が通うことを義務づけられている帝都の学院でもそれなりの成績を上げているし、腕っ節も一目置かれている。
なのに、だ。
何故かモテない。
学院と、最低限の職務を終えて辺境伯領に帰るまでにどうしても結婚相手を探さなきゃならないんだが、今では名乗る前に女の子たちに距離を置かれてしまう始末。
確かにレスタール辺境伯領は帝都から遠く離れたド田舎で、口さがない連中から山猿などと呼ばれているが、条件は決して悪くないはず。
それに俺自身だって、そ
数多く居る貴族の中でもそれなりの地位に居るレスタール辺境伯領の次期当主として生まれた俺、フォーディルトは贔屓目に言っても結構恵まれていると思う。
厳格な身分制度のある帝国で、しかも跡取り。
貴族の子女が通うことを義務づけられている帝都の学院でもそれなりの成績を上げているし、腕っ節も一目置かれている。
なのに、だ。
何故かモテない。
学院と、最低限の職務を終えて辺境伯領に帰るまでにどうしても結婚相手を探さなきゃならないんだが、今では名乗る前に女の子たちに距離を置かれてしまう始末。
確かにレスタール辺境伯領は帝都から遠く離れたド田舎で、口さがない連中から山猿などと呼ばれているが、条件は決して悪くないはず。
それに俺自身だって、そ
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!蛮族(?)の息子、婚活に走る
運命の相手に気づけないまま、蛮族と噂される辺境に嫁いでくれる令嬢がいないか探し回る、学園もの。
武勲だけならすばらしい代わりに文官仕事を息子に投げる父をはじめ、辺境伯とその関係者は噂どころか蛮族そのものかもしれないが、主人公は比較的常識が備わっているし、とはいえ血は争えず、気安い兄貴ポジションのヤンキー的立場である。目をかけてくれているヒロインの思いには気づけない朴念仁だが、武力は一人前で、喧嘩を売られればボコっていく様子は痛快である。
良縁が待っていることの願いながら、数々の(ラブコメ的なものを除く)トラブルに遭遇していく様子をぜひ楽しんでほしい。