概要
いずれ必ず1になる
「どんな正の整数も、偶数なら2で割り、奇数なら3倍して1を足す。この操作を繰り返せば、必ず最後は1になるだろう」―― ローター・コラッツ(1910~1990)ドイツの数学者
数論の未解決問題のひとつである「コラッツ予想」を解くことに人生を捧げる数学者の草薙は、夢の中で迷路に潜む怪物に出会う。虹色に輝くその存在の啓示を受けて、コラッツ予想を解決するための二つの条件を満たした草薙の末路は――
この作品は、クロノヒョウ様の自主企画「お題でカクコン挑戦企画③」(お題:「迷路に潜む怪物」)に参加させて頂いています。
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093090643801481
数論の未解決問題のひとつである「コラッツ予想」を解くことに人生を捧げる数学者の草薙は、夢の中で迷路に潜む怪物に出会う。虹色に輝くその存在の啓示を受けて、コラッツ予想を解決するための二つの条件を満たした草薙の末路は――
この作品は、クロノヒョウ様の自主企画「お題でカクコン挑戦企画③」(お題:「迷路に潜む怪物」)に参加させて頂いています。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!小学生でも分かる難題をテーマにした論理武装ホラー
コラッツ予想。
おそらく未解決問題と呼ばれるものの中でも、トップクラスに問題の内容がわかりやすいテーマ。
必要な知識は奇数と偶数、四則演算だけ。
たったこれだけで生み出される深淵の迷宮に、ある男も迷い込み……
・
びっしりと論理と飛躍が敷き詰められ、読者の頭を混乱させる作品。
数学の証明というのはフェルマーの最終定理をはじめ、時代や国を選ばず、無数の世界へと突入する性質がある。
コラッツ予想もその一つで、本作を読んで唸る人もいれば、うなされる人もいそうだ。
どっちに当てはまるかは、読んでみないとわからない。
ちなみに私は読んでみて、頭がねじ切れそうになった。こ…続きを読む