男装主人公の三角関係×平安陰陽奇譚




平安舞台&男装&三角関係、好きな要素モリモリで楽しく読ませていただいております!



主人公の楓子は妖が見える体質で、異能の持ち主です。

彼女は呪詛されている可能性がある入内した妹(女御)の桜子を自分なら治せるかもしれないため会わせてほしいと陰陽師・賀茂利憲に申し出ます。

賀茂利憲に陰陽生(男)として寮に入ることをすすめられた楓子は楓と名乗り、男装して出仕することになります。


↑もうこの時点でとってもワクワクしますよね~!!主人公が自分を偽るシチュエーション大好きです!


賀茂利憲は屋敷を式神だけで回しているような式神使いなので、楓子の周りには式神も出てきます。

楓子の身の回りのお世話をしてくれる飛燕という式神、雰囲気がとってもお美しくて好きです!!

「きっと、全て上手くいきますわ。わたくしがついておりますからね」←はわ~~~言われたい


楓子はさらに、利憲の屋敷に訪れた左近の少将・斉彬さまと出会います。

会って早々にプレイボーイっぷりを発揮する斉彬……楓子が女性だって気付いてるのでは???と思うくらいグイグイ迫ります。気付いた時が楽しみですね~(●´艸`)ムフフ

古くからの仲であるという利憲&斉彬の掛け合いも好きです。この二人、もっと見たい……!!


楓子はそんな利憲&斉彬と共に妹の桜子の病についての調査を開始します。

女御に呪詛をかけているのは一体誰なのか……このあたりはまだ謎な部分が多くてワクワクします。

犯人が後宮、もしくは公卿の誰かかもしれないという発言も出てきて妄想が膨らみます。

キャラクターが魅力的なのはもちろんミステリー要素も楽しくて、続きが気になるところ……!!

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