消えた幼なじみを捜し続けるひたむきな主人公が狐面の半あやかしと出会う
- ★★★ Excellent!!!
小学生の頃、一緒に遊んでいた際にトロッコ列車に乗って消えてしまった幼なじみの男の子。
主人公の志乃ちゃんは、この幼なじみをずっと捜し続けています。
志乃ちゃんは関西弁の合気道女子で、個性たっぷり&幼なじみを見つけるまで甘いものや服などを禁じる真面目さのある、と~~~っても応援できる主人公です!!
少しの間ですが合気道をやっていたことのある私は、思わぬ共通点に勝手に喜んでいました←
そんな志乃ちゃんは、幼なじみを捜すためのチラシを配っている最中に狐面の怪しい男と出くわします。
面を付けているなんて訳アリ感が半端ないので、一体どんなキャラなのだろう……とドキドキしながら読みました。
そんな彼はグッドサインをして「このチラシ、うちの店に貼っておきます!」と言います。
見た目怪しいのにいい人やんwwと意外性にクスッとしました。
狐面の男の名前はキリヤくんと言って、『化け暮らしの休憩処』というパンケーキ屋さんで店をしています。
キリヤくん、素直で可愛いところはもちろん、妹の面倒見もいいところが萌えポイントです。笑
子どもの面倒を見れて優しくてパンケーキも作れるなんて……。キリヤくんのパンケーキ、私も食べたい……。
志乃ちゃんは、あるきっかけでキリヤくんやその妹が半分人間、半分あやかしの存在であることを知ってしまいます。
記憶を消すかと提案された志乃ちゃんですが、ようやく幼なじみに繋がりそうなことを知れたから消したくないと拒否。
あやかしが見えるようになった志乃ちゃんは、不気味な姿のあやかしにも臆しません。(最新話ではあやかしと対決していて笑いました😂 志乃ちゃん、強くてかっこよくて大好きです! 私も強かったらこんな生活がしてみたいなぁ、と憧れます。)
狐面で友達のいなかったキリヤくんと志乃ちゃんは友達になり、お互いを応援し合います。個性的で魅力ある二人の関係性もこの物語の見どころです!!
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まさかの和風×京都×ライト文芸×パンケーキという私の好き要素てんこもり作品でおったまげました。
おやつがおいしそうだったり、情景描写が巧みだったりして地域の光景がはっきりと頭に浮かび、まるで自分が亀岡市で過ごしているようで読んでいて楽しいです。
これからの展開がとにかく楽しみです。
これからどんどん謎の部分も解明されてもっともっと面白くなっていく予感がするので、本当は最後まで読んでからレビューを書こうと思っていたのですが、好きすぎて先に書いてしまいました。
レビューって二回書けたりしないんでしょうか…笑