王族の毒殺容疑で孤島に幽閉。主人公ルシリカの状況は逆境そのもの。
しかし、幽閉は「真相解明」のため、彼女が前向きに選んだという始まりに、このヒロインが凝縮しています。
困難へ立ち向かい、戦うことを選べる主人公。
しかし、彼女は香職人という「文化系」。腕っぷしが強い訳でも、権謀術数に長ける訳でもないのです。
それでも戦おうと気負い過ぎずに進める眩しさがルシリカにいつもありました。
孤島の自然風景、漂い来る草や料理の匂い、『ぽよん鳥』の羽。
一人称で語られるそれらはルシリカの性格というフィルターによって、美しく、芳しく、ふわふわと心地良いもの。
ですが、彼女はここに来て間もなく、栄養失調で倒れます。
そう、本当は過酷な環境。それさえもルシリカは幸せな生活のように捉え直せる、世界の見え方も自然と変えてしまえる格好良いヒロインです。
ルシリカには天才的な調香のセンスを持つ一面があります。
きっと彼女はいろいろ敏感で繊細な感性を持つはずで、そこから生まれるかもしれない優しさもさりげなく描写されます。
慎重と怯えにも繋がりやすい鋭敏さを持つヒロインがそれでも大らかに歩いて行く姿が魅力的でした。
癒しの『ぽよん鳥』に隠された秘密が明らかになるエピソードは必見です!
ルシリカは香職人の見習い。病床にある義姉の王太子妃エリスを見舞いに訪れたところ――義姉の毒殺容疑をかけられてしまう。
国外追放か幽閉の選択を様られ、義姉の毒殺犯を捜すために、湖の孤島へと幽閉となってしまったルシリカ。
しかし、孤島での暮らしには、香草探しあり、モフモフあり、更にはイケメン騎士(見張り)もありと、寧ろ満喫できる要素ばかりなのでは……とついつい堪能してしまうのではと思うほどの生活が。
勿論、エリスの死の真相を探るのを忘れてはいない。
様々な思惑巡る王宮と、悪意ある商売敵。ルシリカは知識と経験を駆使して事件の真相に迫っていく姿に、のめり込んでしまいました。
最後まで目が離せない展開!オススメです。
香りで人を癒す香職人見習いであるルシリカは、王太子妃である異母姉エリスを見舞った際、自分が調合した香によって彼女を毒殺した容疑をかけられ、湖にある孤島に幽閉されてしまいます。
不思議な孤島に閉じ込められながらも、ルシリカはたくましく生活し、王太子妃の死の真相に迫ります。果たしてルシリカは冤罪を晴らし、孤島を脱出することができるのでしょうか?
ヒロインの職業が香職人だけあって、作中には彼女が香を調合するシーンが出てきます。どんな香りかをイメージしながら読む物語は、本当にかぐわしい香りが漂ってきそうなほどです。
また、冤罪からの幽閉というドン底状態の彼女ですが、ちゃんと味方もいます。本来彼女を監視する目的であるはずの騎士、リンゼイは何故か彼女に好意的で度々ルシリカを気遣い、差し入れをしてくれますし、島に住む不思議な生物や、なんと幽閉先の塔の中にも味方が……?
そんな存在に支えられながら、ルシリカは少しずつ姉の死の真相に迫りまっていきます。
瑞々しい香りと孤島でのスローライフ、イケメン騎士とのドキドキな交流。そして、冤罪を晴らすという緊張感も味わえる贅沢な作品です。
物語はもうすぐ完結のようです。
一気読みなどいかがでしょうか?
主人公のルシリカは香職人。
ある日、ルシリカの目の前で王太子妃が亡くなってしまう。王太子妃殺害の容疑をかけられたルシリカは、湖の孤島へ幽閉されることに。しかし、自分が殺人犯でないことは、ルシリカ自身が一番よくわかっている。
絶体絶命の状況のなか、ルシリカは香職人の技術と仲間の助けを借りながら、逆境に立ち向かう!
殺人事件の謎、香りの調合知識、そして個性的な登場人物たち。気になる要素がいっぱいです!
主人公のルシリカも有能で明るく、読んでいてとても好感が持てました。
香りの調合や登場人物たちとの交流だけでも十分面白いのですが、そこに殺人事件を真相を追う展開もくわわって、読み始めたらとまらない飽きのこない物語です!
楽しく読みすすめられること間違いなし☆