【解説】幼馴染の悟くん

 今回のお話は、あえて解説編に入る前にネタバラシをする形で完結させた。よって解説不要……と言いたいところだが、あえて語らせて頂く。


 語り部である優海ちゃんが、気になっている人というのが、悟くんのことではなく朋美ちゃんだったということは、最後の一文で明言された。


隣同士の席だったのは朋美ちゃんであり、悟くんと目が合う場面で優海ちゃんが感じていた胸のチクチクは、朋美と悟が見つめ合う間に挟まることで生じた、不快感と孤独感の表れだったのだ。


 その後の流れとしては、朋美ちゃんと悟くんの仲が進展し、彼女らがずっと一緒に登下校をするようになって、疎外感と嫉妬心を抱く。そして、ついに破滅的な行動に出る。


 最後に〝あいつ〟として優海が背中を押したのは悟くんだった――。





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【くすんだマネキンの腕だった。】

(全一話・約九六〇〇文字)

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開いてはいけない箱 あああああ @agoa5aaaaa

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