概要
報酬は──〝秩序〟で〝調和〟された〝平和〟な国ってことで……いい?
──とある人物が書き残した書──
昔々。
ここに存在するコスモス国という前はケイオス国と呼ばれていました。
国民の働きのおかげで生きていられるというのに、ケイオス国の王様はふんぞり返って人々に無理難題を押し付け、出来なかった者は追放してしまう非道な男でした。
でも、誰も逆らえませんでした。
王様よりも強い魔法を扱える者がいなかったからです。
そんな王様はある日、隣国から一人の青年を連れてきて、人々は驚きました。
王様よりも魔力がある魔法使いだからです。
城の前で人々を集め王様は高らかに言い放ちます。
「好きなように扱っていい」と。
そして目の前で青年の首に魔力を封印する首輪を嵌めたのです。彼は大きな魔力がありましたが、扱えないとなると無力に等しい。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?