概要
政界・財界と太いパイプを持つ大病院、神羽記念病院。
院長の定年が迫るなか、次期院長候補と目されていたのが、神羽佑介だった。
院長就任にあたり、神羽にはひとつだけ、越えなければならない条件があった。
それは、ある極めて難度の高い手術を成功させること。
だが神羽佑介はとある過去の理由から、手術の技術において致命的な欠点を抱えていた。
追い詰められた神羽は、優秀な助手を探し始める。
そして白羽の矢が立ったのが、三城順一という謎の男だった。
経歴は不明。素性も分からない。
しかし三城は、なぜか手術だけは異常なほどに優れていた。
なりふり構っていられなくなった神羽は、
危うさを承知のうえで三城を助手として迎え入れる。
――それが、すべての始まりだった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!息をもつかせない怒涛の展開に一気に引き込まれる医療ドラマ
大病院に渦巻く欲と陰謀、闇に葬られる真実。これでもかというほどの息もつかせない展開にぐんぐん引き込まれること請け合いです。緊張感のみなぎる医療現場の描写にはまるで手術室にいるような動悸を味わい、取り返しのつかない運命の罠に憤りを感じ、あやつり人形となる者の哀しさ、滑稽さにため息をつく。あたかも自分まで物語の中に放り込まれたような感覚に読む手が止まらなくなります。
医療サスペンスでありながら登場人物たちの成長や再生を描く人間ドラマとしても秀悦です。二転三転する物語の中に、医者という枠を超えた人間の葛藤が描かれ、それこそメスのように切り込んでくる鋭さのある作品です。どうかどっぷりとこの世界に浸か…続きを読む - ★★★ Excellent!!!とある病院の闇に踏み込む、医療サスペンス!
長い歴史を持ち、財界とも繋がりのある神羽記念病院。
そこの次期院長と言われているのが、現院長の息子である神羽佑介。
しかし彼が院長になるには、大きな課題が。それは予定されている大きな手術を、無事に終えること。
しかし周りの期待とは裏腹に、手術に自信がない神羽が取った行動は、優秀な助手をつけることでした。
助手として選んだのは、三城という男。
彼は手術の腕は驚くほど優れている反面、経歴が一切不明という謎の人物。
怪しい匂いが、ぷんぷんしますね。古今東西あらゆるお話で、こういうキャラがわけ有りでなかったためしがありません。
三城が助手になったことで、徐々に見えてくる病院内の闇。
本来病院って…続きを読む - ★★★ Excellent!!!大病院を舞台に、それぞれの思惑と運命が交錯する
大病院の院長の息子であり、次期院長候補でもある神羽佑介。近々行われる手術を成功させれば、院長就任はいよいよ目の前。
なのですが、ここでひとつ問題が。実はその手術はかなり難しく、神羽の腕では無事に成功させられるかわからない。
そんな神羽の救い主になるかもしれないのが、三城という優れた手術の腕を持つ男。彼を助手にすることで、手術を成功させよう。そんな思惑から三城と接触を計り手術に挑むのですが、この三城という男、なんだか怪しい。
素性は一切不明ですし、そんな彼がなぜ優れた手術の腕を持っているのかも謎。そして、明らかに何か特別な思惑を持っている模様。
しかし特別な事情があるのは神羽だってそうですし…続きを読む