第8話

 日本の社会や文化に深く根付いているがゆえに、野球の”ゲーム”も、たくさんあった。あって、知っています。


 ”野球盤”というのがあった。トミーだっけな? 新聞の片面くらいの大きさの、野球場に、ダイヤモンドと人工芝とかのミニチュア模型が作ってあり、パチンコの玉をはじくみたいなバッターのセットに、ピッチャーの位置からパチンコ玉みたいなボールを発射する。で、あとはルールはそのままにバットに当たったパチンコ玉の行方でゲームの成り行きが変わっていくという、まあ原始的やが結構遊べた。


 その後に、ファミコンの野球ゲームもいろいろ出て、一通り遊んだ。アクション抜きで、監督役がプレーヤーで、作戦を作って、采配をするというシミュレーションにもハマりました。これは最初のアスキーのも面白かったけど、PS2の「オレが監督だ!」が、リアルで遊べた。トレードとかドラフトもあって、で、実在の選手がモデルなので、好みの選手をトレードで獲得して、重用したりとか細かくて面白かったです。ホームランバッターを集めたり、守り重視にしたり、チームカラーも選べるし、弱いチームでわざと監督力を試そうとしたりした。


 それよりだいぶん前に、週刊サンケイに阿部牧郎という作家が大企業の部長かなんかがプロ野球の監督になって、色んなチームで爪弾きにされた一匹狼みたいな選手ばかりを集めて…というストーリーの小説が連載していて、「監督をやってみたい!」という世人の夢をかなえるという同じ趣向ですね? 今調べると、「狼たちが笑う日」というタイトルやった。愛読したので、今泉、尾関、とか登場人物の名前まで覚えている。


 自分で、いろんな架空の選手やチームを捏造?して、ひとりでファンタジーに浸る、というゲームは、割かし誰でもするみたいですが、田舎の娯楽のない子供時代やったから、よくやりました。


 このことが?なんだかヘンに人口に膾炙しているというのか、ワタクシの特殊な条件の一つかとは思うが?だからファンタジーの架空のチームとか選手とか詳細に書いても面白いが?まあまたの機会にします。


 

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