概要
ロケットが射点から上昇を始めるのが見えると、つぎに轟音が響き渡った
八千矛稔は岩崎重工のロケット技術者で、若い頃、大舘試験場での燃焼試験中に事故に遭い、下半身不随となる。出世争いから完全に離脱したかと思ったが、出世を続け、最後は部長にまで昇格した。一方、剣木は全く出世せず、燃焼ガスでバーベキューをしたり、コーラロケットを飛ばしたりとやりたい放題。そんな二人は立場が違うが協力しながらロケットの打ち上げを支える。次期部長の座を狙う末永の思惑が交錯しながら最終号機の打ち上げを迎えるが。一方八千矛の周りには妙な噂が立っていた。八千矛は実は歩けるんじゃないかと。
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