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概要
君が諦めるまで、諦めない。
伊瀬竜日(いせりゅうか)には友達が二人いた。
とんでもないお金持ちで顔も良いハイスペックな幼馴染、國立最人(くにたちさいと)と、最人の婚約者、硝崎桃香(しょうさきももか)だ。竜日は実家で叩きこまれた武術を信用され、二人の傍にいることを許されていた。
高校生最後の日、三人はクルーザーで出かける約束をする。しかし、約束の港に現れたのは最人一人であった。桃香から二人で行くようにとメールが届いていた為、竜日は申し訳なく思いながらもクルーザーに乗り込んだ。沖まで出ると、最人は言う。
「僕と一緒に逃げて欲しい」
絶対に帰るべきだと言う竜日と絶対に帰りたくないと言う最人の主張は平行線で、クルーザーは海の上をひたすらに漂っていた。とうとう日が暮れ夜になると、クルーザーに小舟が近付いてくる。二人の男が乗ってい
とんでもないお金持ちで顔も良いハイスペックな幼馴染、國立最人(くにたちさいと)と、最人の婚約者、硝崎桃香(しょうさきももか)だ。竜日は実家で叩きこまれた武術を信用され、二人の傍にいることを許されていた。
高校生最後の日、三人はクルーザーで出かける約束をする。しかし、約束の港に現れたのは最人一人であった。桃香から二人で行くようにとメールが届いていた為、竜日は申し訳なく思いながらもクルーザーに乗り込んだ。沖まで出ると、最人は言う。
「僕と一緒に逃げて欲しい」
絶対に帰るべきだと言う竜日と絶対に帰りたくないと言う最人の主張は平行線で、クルーザーは海の上をひたすらに漂っていた。とうとう日が暮れ夜になると、クルーザーに小舟が近付いてくる。二人の男が乗ってい
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