カウントダウンが続くスリルの中、軽快な会話に思わず笑ってしまいます。爆弾魔と、爆弾処理班 真田のプライドがぶつかり合い、タイムリミットが近づいていく。プライドは、ときに傲慢になるのだろう。あなたは、自分の仕事や立場に自信と誇りがあるだろうか? 作中の爆弾魔にも、職人としての矜持を持っていて、どこか羨ましい。隙間時間に楽しく読め、熱血なお話なのに読後は爽やか。何かをやり遂げる力がほしいときに、おすすめのお話です。
爆発物処理班と爆弾魔、二者のプライドが真っ向からぶつかりあう。そこに容赦なく割って入る、「最強」のプロフェッショナルの姿に、あなたは驚愕せざるをえないだろう……。
爆弾処理をすることになった男たちは、爆弾解除の手前であることに気付く。それは……爆弾処理班に属している男の威信にかけて、目を背けなければならない事実であった。はたして、爆弾処理班は無事に爆弾を解除することができるのだろうか。コメディ風の作品です。プライドとプライドが衝突した後で、さらに新たなプライドが生まれて……という面白い展開です。自身の命に変えても譲れないものがある、という主人公の気持ちに私は共感できます。そこは切ってくださいよ!という想いもありましたが……。短編でテンポよく読めます。おすすめです!
もっと見る