悪夢と現実が交差する、先の見えない闇のような世界観。筆者のいう往年のノベルゲームのような雰囲気を保ちます。少年の前原が巻き込まれた悪夢、そして死の回想。謎が謎を呼び、主人公の心情が事細かく描写され、読者に冷たく厭な恐怖感を与えてます。テンポも良く、この悪夢から目が覚めることができるのか……?眠れない方におすすめも作品です
教室の窓から身を投げた少女夢を〝財産〟として書き留める少年そして山奥のペンションで首狩り天狗の伝説に怯える人々──三つの視点が〝風が笑う〟夜に収束していく。淡々とした独白と血の匂い立つ描写が復讐と正義の境界をじわりと溶かしていく心理ホラー。頁を閉じても闇の向こうで──まだ風が笑っている気がする⋯⋯
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