ネットの海を泳ぐものたちのための闇のバイブル

本作は主人公玲子と、玲子の叔母を名乗るオリビアとの会話を中心にストーリーが進む。
「情報を扱う技術」を玲子に教えるオリビア。
その教育のテーマは「情報の悪魔」だった。

そもそも情報の悪魔とはいったい何なのか、存在するならその目的はいったい?
読者はそんな風に始めは思うかもしれないが、どんどん読み進めていくとやがて悪魔が……(以下は本編をぜひ)

本作のテーマは、一見難解であるがオリビアの言葉がわかりやすく、よくまとめられていて非常におもしろく読める。
また、オリビアのコスプレやシャンメリーでチキンパーティなどがいい具合に抜け感があり、玲子も生徒として極めて優秀であり、言葉という情報にどんどん惹きこまれていくのを感じた。

オススメです!!

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