荒廃した地球を舞台に描かれる『リベンジャー』は、復興と冒険、そして仲間との絆を巧みに織り交ぜたエンタメ性抜群の作品です。主人公・優華の葛藤と成長が丁寧に描かれ、個性豊かな仲間たちとの掛け合いが心地よいリズムを生み出します。特に、魔物素材を活用した料理や鍛冶といった独自のサバイバル術は斬新で、私たち読者を作品世界に没入させます。緊張感あるバトルとコミカルな日常シーンが絶妙なバランスで展開され、クライマックスの怒涛の戦いは圧巻。地下組織や闇市場といった陰謀も絡み、物語の奥深さが際立ちます。荒廃から未来を切り拓く彼らの挑戦を、ぜひ目撃してください!
最新141話まで拝読してのレビューです。
とにかくユニークは異世界ファンタジーです。きっと初見の方は度肝を抜かれることでしょう。
まさしく至れり尽くせり、楽しさ満点の作品です。
物語自体は王道的ではありますが、斬新なアイデアと緻密な世界観が特徴です。
ファンタジーではバトルはつきものですが、さらにその後こそが面白いのです。
倒した魔物をことごとく料理して、平らげる!
さらにはそれらの魔物に関する図鑑まで完備されているのです。
一般的な昨今のファンタジーでは魔物は倒したら消滅、あるいは魔石などになってお金になるとか、設定は色々ありますが、全てが食材になるという設定は本作のみではないでしょうか。他にあればすみません、ということで。
物語の進行も絶妙で、私は141話ほぼ一気読みでした。
もうこんなに長いから、と諦めるのではなく、これからこんなに楽しめるんだ、と思いながら是非とも読んでください。おすすめします!
この作品を読んでとにかく圧倒されるのが、細部まで練り込まれた世界観です。
モンスターの設定なども非常に細かいところまで作り込まれています。
この、モンスターの設定というのが非常に独特で、この世界ではモンスターを単なる脅威ではなく、食材だと見なしているのがよく分かる内容となっています。
魔物図鑑として、テキストでモンスターなどの説明が入るのですが、それを読んでいるだけでもいろいろ想像できて楽しめます。
倒したモンスターを食材にし、解体し、調理して食べる。
その描写が見事で、次は何をどう調理するのかとワクワクしながら読み進めてしまいます。
テンポよく話が進んでいきハラハラ・ドキドキ出来ますし、出てくるキャラクターもみな個性的で魅力的。激しいバトルシーンでも何をやっているのか分かりやすいです。
王道でありながら斬新でもある作品であると思います。
ギルド「リベンジャー」に所属するメンバーが、次々に起こる事件に対処していく物語ですが…
とにかく、アイデアの豊富さに驚嘆します!
スキルの種類、必殺技名、物語の展開、どれをとっても非常に斬新で、驚きの連続です。
次々に起こる強敵とのバトルも非常に見ごたえがありますが、そのあとの、魔物料理がまたすごくいい!
戦闘後に、倒した魔物を美味しくクッキングしているんです。
ゴブリンにオーク、海の巨大蛸や、スイーツモンスター。
「えっ、そんなものまで?!」という相手まで、美味しく食べてます。
各エピソードの最後に付いている「魔物図鑑」も、斬新な発想に溢れています。
属性や特徴はもとより、「スモークにしても旨い」など、お料理メモまで書いてある!
これだけでも、1冊の本になりそうです。
強敵とのバトル、個性的なキャラ、そして数々の美味しいお料理。
色々な楽しいが詰まった作品です!
が、しっかり序盤から登場する上にサービス精神旺盛という欲張りな導入となります!
キャラの会話から個性を際立たせているので、大人数でも誰が何を話しているか読み手にしっかり伝わってきます!
ちょこちょこと挟まる人間味あふれる描写もそれぞれの特徴をとらえており、読みながら思わず、そのキャラが思い浮かぶようでした!
世界観をかなり練り込んでおり、適所で武器やモンスターなどの説明が図鑑として丁寧に描かれています。
混乱しないようにファンタジーらしいモンスターが登場することとなるのですが、漠然としたイメージ像ではなく、特性などがかなり凝っていることも手伝い、先に記載した図鑑が活かされています!
テンポよく次々に話が進んでいくため、中だるみなどとは無縁な作品みなさんも読んでみてはいかがでしょうか?