どこかにある楽園

水平線が高く

空に届きそうな

永遠のひととき


港に浮かぶ舟だけが

ゆらゆらと揺れている


山の斜面に

積み上げられた

四角い家々は

童話のように

夕陽に染まる


人気のない寂しさは美しい


神話のように暗い

不揃いの窓々から

眺める海は

お伽話のように

懐かしいのだろうか


印象派の画家は

プルシアンブルーで影を

クロムイエローで光を

キャンバスに乗せた


https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16818093084640101636


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