本当に怖いのは幽霊ではない。祖父への不義理である。仕事が忙しく、墓参りにも行けない。事情はもっともなのに、可愛がってくれた祖父に顔を出せない後ろめたさが、怪異の強い説得力になっています。とくに、ベッドから足が落ちたと思ったら畳に触れていた、という導入に引き込まれました。そこから見慣れた祖父の部屋の細部が立ち上がり、背後の遺影の視線と白い光が迫ってくる流れには、派手さはありませんが確かな怖さがあります。怪談でありつつ、祖父との関係を描いた話として後味がいい作品でした。
ありそう!だから怖くておもしろいです。怪異なのか幻覚なのか夢なのか?わからないからこそ興味深いんです。良いお話ですので、読んでいただきたいです。(^^)
引き込まれる文章の書き方に、ありありと情景が浮かんできて、ドキドキしながら読みました。筆者に起こった不思議な出来事。それは寝てる時に誰にでも起こり得る現象がキッカケで…。「仕事に忙しい、あぁ、最近実家帰ってないな。」「最後に墓参りに行ったのいつだっけ?」上の言葉にドキッとした貴方。是非、この作品を読んでみてください。まさに、「怖そうで怖くない、少し怖い話」にふさわしいと感じました。
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