ロードバイクで疾走する二人の息遣いが聞こえてきそうな、一緒に足を動かしスピードを体感しているような、そんな錯覚を覚えるほど読んでいて夢中になりました。ほの暗い現実がありつつも、爽やかな読後感が堪りません!
チョコレートとコーヒーが原動力。 ※無断転載・無断利用をしないでください。
あなたの感情を奪い取ります。
夜、ロードバイクで帰宅していた香澄は、自分と同じくロード乗りの女性を見かける。知り合った二人はその日から夜のライドを共にし、心を通わせていく。まずすごいのがロードバイクに関する描写です。ギアの操…続きを読む
夜明けまでの制限時間。病態生理の一環が裏付ける【夜】であることの必然性。吸血鬼というメタファーを物語に上手く融合させ、時間切迫という緊張感から瞳が離れられない。限られたその時間の中で紡がれる方…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(757文字)
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