水底を覗くと

死んだ兄が家に帰ってきて、生きていた頃のように淡々と絵を描き続ける。
生前も死後も「水」の絵を描き続ける兄。
水底に何を見ているのか……
雨の匂いと絵の具の匂いに混じって、不穏がじわじわ滲んできて、良い。

主人公から義理の兄への屈折した感情が見どころ!

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