文章の雰囲気が良く面白かったです。語られる物語に目が離せませんでした。複雑な心情を上手く物語にしていると思います
しき、四季、式、色、死期,始期、意味は貴方の思うままに。 型月作品は大好きです。 あとクトゥルフ神話が好きです。 基本的は雑食ですがホラーと推理をリアルだ…
死んだ兄が家に帰ってきて、生きていた頃のように淡々と絵を描き続ける。生前も死後も「水」の絵を描き続ける兄。水底に何を見ているのか……雨の匂いと絵の具の匂いに混じって、不穏がじわじわ滲んできて、…続きを読む
梅雨の日のような肌にまとわりつくような独白で語られる義理の兄の話。主人公であり語り手である『僕』よりも『兄ちゃん』のことが中心になっている。それくらいお兄さんは「僕」の中でかけがえのない人であり…続きを読む
血の繋がらぬ兄との交流は、義父や母との繋がりよりも尚、憧憬の分だけ強かった。絵筆を執る兄の姿は、無味乾燥な日々の一点の雨粒のように 彼 の中に深く深く染み込んで行く。 彼の願いは、叶えられ…続きを読む
もっと見る