読了したので書きます。話数にもある通りに短編になります。故に短いのですが、非常にクオリティが高いです。都市伝説。これ自体は珍しくないでしょう。しかし、そのありがちが姿形を持って語られたならば恐ろしいはず。実際に恐ろしかったです。文学は現実をなぞっているという言葉を聞いたことがありますが、この作品に見た気がします。現実と非現実の融合。経験したい方は一読を…。
夏休みのゼミの活動で八つ墓村のような村人を殺して回った怪異の世界に迷い込んだ主人公達次々、殺されて、霊の支配下に置かれる仲間たち主人公は生き延びることができるのか見ていてハラハラする作品でした散ってゆく仲間たちにも、同情してしまいますまあ、都市伝説のある場所でわざわざキャンプするのも、悪いと言っちゃあ悪いですが・・・とにかくハラハラ、スリルが楽しめる作品なので、お勧めです!
臨場感に溢れて読み始めた瞬間にはもう、あなたはそこにいます。目に映るもの、肌に触れる感覚。読み進めるうちにいつの間にか体の中へとするりと入り込み、気がつけば虜になっているはずです。一度手をとってしまったら最後。あなたもそこにいます。
細かい説明が始まる前からすでに追い詰められているテンポの良さや、あくまでも最低限しか語られない人間関係。その代わりに詰め込まれた『怪異』が醸すホラーテイストのバランスが見事です。後味もホラーらしくなかなか不気味。
都市伝説。この言葉に惹かれるのは、わたしだけでしょうか。真実か嘘かを見抜くのは、体験してみないと分からないですが、物語はもう始まっていました。もし、こんなことにならなければ、彼女たちは、都市伝説を追いかけ続けたでしょうか。わたしは都市伝説が好きですが、もし、向こう側に行ってしまったら、この問いかけに立ち止まってしまうかもしれません。正直に、とても怖かったです。お薦めです。
短編ですが一話、一話が大変に読みやすく、纏まりある良い作品の上に恐怖も楽しめる作品なので推し、押しでございます(o*。_。)oペコッ
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(371文字)
スプラッターでスリル満点です。ホラーが好きな人は楽しめます。
臨場感がすごい。一人暮らしの夜中に読むのはやめといた方が良い。田舎の方の暮らしだったらすると尚更怖いかもしれない。怖いもの見たさで手を出すのを止めはしませんが……
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(54文字)
都市伝説を研究していたゼミの人たちは、ある夏に曰くつきの廃村にキャンプに来た。楽しいはずだったキャンプが、恐ろしい怪異が現れたことで、一変する。一人、また、一人と消えていく仲間たち。迫りくる怪異。逃げて、逃げて、逃げて──。辿り着いたのは……。恐ろしい描写に鳥肌が立ちます。パニックホラー。ぜひ、オススメ作品です。
総合的に巧みな描写ですが、特に聴覚的な描写が卓越していたように思います。まるで、その場の音を自分の耳で聞いているような感覚になり、非常に没入感がありました。
表現が綺麗で臨場感が凄かったです。恐怖、狂気、そこからの解放。この作品を読んだ記憶は私の中に残り続けるだろうと思いました。
描写が良く臨場感がある作品でした。展開が進むにつれて緊張感が強まりドキドキしました。終わりかたも良かったです。
物語の面白さもありましたが、文章力が高すぎて読んでるだけで背筋が凍りました。圧倒的な表現力。短編ではなく、もう少し長いお話で最初から最後まで読みたくなりました。ホラー好きな方は是非、読んでほしいです。
主人公たちのゼミグループは、曰く付きの廃村でキャンプをしていました。そこに、武器を持った怪異が襲いかかってきて……、というお話。スプラッタでスリル満点のシチュエーションにヒヤヒヤします。
ホラーとしての緊張感や不安感が、ひりひりと伝わってくる作品でした。 ある、『村人たちが大量殺人された場所』の怨念に囚われてしまった主人公。そこで次々と理不尽な事象に見舞われます。 ホラー系の話に詳しい人なら、このモデルとなった事件は『あの話か』とイメージが結びつき、よりいっそう不穏な空気を味うことになるでしょう。 ラストまで辿り着いたところで見えてくるタイトルの意味。主人公の心に刻まれる傷と共に、深い余韻を残すものとなっていました。
何かBGMが欲しいですね。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(111文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(161文字)